「桐の会(ポロウニア・クラブ)」会報 街の散策:53 鷲宮神社・春季祭と鷲宮催馬楽神楽
「桐の会(ポロウニア・クラブ)」会員各位
■ 「桐の会(ポるニア・クラブ)」 会報のお知らせ 会員:K.T.
こんにちは。2026年5月の会報をupします。皆さん、各々GWを元気にお過ごしのことと思います。街路樹の木々は青葉・若葉の緑にあふれ、散策に良い季節になりました。私達は、「まち」の散策を、その場所の歴史を含め、かって、「人が行きかった空間」の意味を込め、「街」の漢字をあてました。今年は街の散策エリアを広げています。歴史という時空、膨大な時間軸と併せて「街」を見ると、現在見えている空間や構造物は、ただ見るだけと違う風景があることに気が付きます。面白いですね。脳トレを兼ね、学びの散策を続けていきましょう。
「桐の会(ポロウニア・クラブ) 会報 街の散策
【街の散策からの気づき発見】会報 May 1, 2026
53 鷲宮神社・春季祭と鷲宮催馬楽神楽
4月10日、鷲宮神社(久喜市)春季祭で奉納される鷲宮催馬楽神楽を見に来ている。午前中は雨で午後に着いた時には雨は上がっていた。春季祭とは、春の農耕の始まりにあたり、五穀豊穣と国家安泰、人々の健康を願う伝統行事で、ここでは鷲宮催馬楽神楽が奉納される。この神社の歴史は、誠に古い。HPには、
「当神社は出雲族の草創に係る関東最古といわれる大社である。神代の昔に、天穂日宮とその御子武夷鳥宮とが、昌彦・昌武父子外二十七人の部族等を率いて神崎神社(大己貴命)を建てて奉祀した。この別宮が現在の本殿である。(後略)」、とある。午後の演目は、「端神楽」から始まった。「端神楽」は、神楽の曲目の前に、素面の巫女1人が白幣と鈴をもって舞う、番外と呼ばれる演目である。子供の巫女が習い覚えた神楽の舞を神様に奉納するほほえましい演目だった。次の神楽は、第五座「磐戸照開諸神大喜之段(いわと しょうかい しょじん だいき のまい)」、この演目は、巫女二人と翁の3人による舞で、天岩戸神話を題材にしている。神話のあらすじは、こうだ。「太陽神・天照大御神が弟神のスサノオの乱暴に怒り、天岩戸に隠れ、扉を閉ざした。太陽神が隠れたことで世の中が暗闇になり、困った八百万の神々が対策を相談し、岩戸の前で賑やかな宴会を開く、何事かと気になったアマテラスが扉を少し開いたとき、天手力男命が岩戸を引き開け、アマテラスを外に引き出したことで、世の中が再び光を取り戻した。」、という神話である。神楽の途中に「催馬楽」の歌が入る。「千早やぶる 神の御室に ひきしめの 万代にかけて 祝う榊葉」と、神聖な場所の神様が永遠に栄えることを願う祝いの歌を捧げる。続いて、第八座「祓除清浄杓太麻之段(ばつじょ しょうじょう しゃく おおぬさ のまい)」が奉納される。この神楽も神話を題材とした舞だ。「イザナギが黄泉の国の穢れを落とすため、みそぎの水浴を行った。投げ捨てた物から12柱の神、水面で身を清める際、14柱の神、左目を洗うと、アマテラス、右目を洗うと、ツクヨミ、鼻を洗うと、スサノオの神々が誕生した。イザナギは三貴子の誕生を慶び、アマテラスに高天原、ツクヨミに夜の国、スサノオに海原の統治を任せた。」といわれる神話の禊である。ここでは巫女が2人で舞っていた。「催馬楽」の歌は、 「大原や せがいやせがいの 水を手に汲みて 鳥は鳴くとも 遊びてゆかん さえ」、と詠う。古い郷土芸能を継承してきた古典の世界ががある。『すごいことだ。』、と思う。
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