庚申塔写真 撮影日記(その2) 市内庚申塔の追加保存
公開日:2023年12月15日 最終更新日:2023年12月17日
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庚申塔写真の掲載履歴は、こちら をご覧して下さい。 お気付きの通り、ここ1年間は春日部市内の庚申塔のアップ履歴が1件もありません。 理由は、市内北部の宝珠花方面を除きほぼ調査が終わったので、新しい庚申塔の発見が出来なかったからでした。 その間、越谷市・東松山市・さいたま市等の他の地域で見つけた庚申塔を収録してきましたが、今般豊春地区方面を訪問する機会があり、その地区で新たに2ヶ所計4基の庚申塔を収録することが出来ましたので、早速ご紹介します。
先ず1ヶ所目。下蛭田集会場付近に3基がありました。 |
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①の庚申塔の造立日は右側面に刻まれていますが、肝心の年の部分が欠け落ち、「月吉日」のみで年月は不詳。 ②は、文化13(1818)年2月の造立で、三猿に仲間がいる珍しい庚申塔でした。 ③は、正徳4(1714)年2月の造立で、邪鬼が横向きで無く正面を向いて圧しられている比較的数の少ない庚申塔でした(市内では初収録です)。ただ、右側面の刻字を何とか読み込もうと撮影角度を変えて撮った数枚の写真と睨めっこを数日掛けてやりましたが、全ての文字は遂に判読すら出来ず諦めました。 |
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2ヶ所目は、 増戸 神明宮境内 に1基ありました。 |
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境内と言っても路傍でしたが、到着寸前に停まったクルマと、庚申塔の前に供えられた「おんべろ」が邪魔になり、思うように撮影が出来ませんでした。 |
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数は1基のみ。造立は天和2(1682),年2月で、私たちが知る限り市内では最古のものでした。 三猿は、「おんべろ」が邪魔になので一時的に移動しようとしましたが固定されて不可。よって、斜めからの撮影となりました。 |
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三猿順(左から):聞かザル→言わザル→見ザル | ||||||||
今回の収獲は、 ①市内最古の庚申塔を見つけたこと(増戸 神明宮境内)。 ②市内で初めて正面を向きの邪鬼を見つけたこと(下蛭田集会場付近) ③仲間がいる三猿を見つけたこと(下蛭田集会場付近) この3点、こんな発見の喜びを感じた保存記録となりました。 これ等の他にも「珍しい庚申塔」はたくさんあり、「珍しい庚申塔」のリストに掲載してあります。
以上簡単なご紹介を致しましたが、更なる詳細は別途ホームページに掲載済です。以下に庚申塔所在地とホームページ掲載先記しましたのでクリックしてご覧下さい。そして、お近くを通りましたら、足を止めて庚申塔を是非ご覧になって下さい。 |
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本ページに紹介した庚申塔・所在地 | ||||||||
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