「世代交代・事業継承・後継者育成」20代と70代編②　共同代表を検討してみる

※2022年度に実施した「世代交代・事業継承・後継者育成」をテーマにした座談会での内容の一部です。

○「共同代表」で一緒にやる期間をつくる

「代表の交代の機会は突如、いきなりその時が来てしまう。なのでうまくいかない」という話しになった際に、
いきなり任せる、継いでもらうのではなく、自分 が継いでほしいと思う人に「共同代表」になって もらい、数年間は一緒にやってみる。ということを実践している団体の例があげられました（子育て支援に取り組む団体の代表で、40代と60代の代表がいるなど）。

代表は仕事や責任などが一人に集中してしまうため、それを理由に断るケースも多くあります。書類や決済をとるのに手間や時間が多少かかってしまうデメリットはありますが、分担して団体を運営することができるので、負担感は軽くなります。

いつまでも元気に活動を続けられることが望ましいのですが、動けなくなったり、意思表示ができなくなってしまうこともあります。“いきなり丸投げ”せずに徐々に役割を分担していくことで、見直せることや効率化を図ることもできるかもしれません。

「共同代表制」を設けている団体の例は少ないのですが、ひとつの手法として検討してみてはいかがでしょうか。