第27回「春日部 笑おう会」開催報告
公開日:2026年04月17日 最終更新日:2026年04月17日
皆さん、こんにちは。
寒さも和らぎ、関東では桜の見頃も過ぎて、過ごしやすい気候になってきましたね🌸
今日は、当事者4名・ご家族3名・支援者2名の計9名でお話ししました。
その中で、1名の方が就職され、今回が最後の参加になるとのご報告がありました。
寂しさもありますが、次のステップに進まれたことは本当に喜ばしいことです👏 心からおめでとうございます㊗️
また、4月1日から「高次脳機能障害者支援法」が施行されたこともあり、今日は取材の方もいらっしゃいました🎤
今回は、ご家族から「数年前に受傷した家族と過ごす時間が増えたものの、どう対応すればよいのかわからない」というご相談があり、皆さんで意見交換を行いました。
主治医からは「高次脳機能障害と失語症がある」と説明は受けていたものの、具体的な特徴や対応については詳しい話がなかったそうです。
高次脳機能障害にはさまざまな症状があるため、まずはその方の特徴を伺いました。
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長い文章が読めない
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手続きができない
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依存的になる
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怒りやすい
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もともと寡黙だったのに、独り言のように話すことが増えた
などなど、「あるある…!」と頷きたくなる特徴がたくさん挙がりました。
怒りやすさについては、その人なりの理由が必ずあるため、まずは「何が困りごとになっているのか」を探ることで対策が見えてきます。
当事者の皆さんからは、良い対応・悪い対応について伺いました。
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頭ごなしに言われるのはつらい
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“優しさ”とは何か。
全部やってあげることが優しさなのか?あえて厳しく接することも、できることを増やすための優しさかもしれない。
言い方の問題はあるけれど、一番身近で支えてくれる家族には感謝している。
う〜ん…深いですね。まさに「鬼手仏心」
できること・苦手なことがわかってくると、対応の仕方も見えてきます。
まずは家の中での役割分担をしてもらい、必要に応じて相談窓口に連絡し病院や専門職につながると安心ですね。
っていうか、病院さんはしっかり説明して、リハビリや支援に繋げてほしいんですけど。。。頼みますよ。。。

↑ 会の様子です。こんな感じで和気あいあいと会話を楽しんでいます。
写真を撮る際、映りたくない方はカメラの後ろに下がってもらっていますので安心してくださいね。
後半は、運転のことやAIの活用についても少しお話ししました。
また、息子さんが学生の時に脳出血を発症されたご家族からのお話も伺いました。
復学にあたり、学校が「高次脳機能障害」について授業をしてくれたことで周囲の理解が深まり、無事に卒業まで進むことができたそうです。
教育の力は本当に大きいですね。
最後に、4月1日に施行された「高次脳機能障害者支援法」を踏まえ、これから社会がどう変わっていってほしいか を皆さんに伺いました。
挙がった声の一部をご紹介します。
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障害者雇用の給与が低すぎる。復職しても生活できるか不安。
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義務教育の道徳などで、さまざまな障害について学ぶ機会をつくってほしい。
- 働き盛りの方が受傷した場合の復職や就業ができるような仕組みを作ってほしい。
- 子供の高次脳機能障害者もいるので、復学や就業ができる仕組みもほしい。
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障害福祉サービス利用に必要な「サービス等利用計画」を作る相談支援専門員が圧倒的に不足している。人員不足を解消してほしい。
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病院に相談しても、家族の相談には応じてもらえないことが多い。 高次脳機能障害は特に“家族の相談”が多いので、家族も相談できる窓口を整えてほしい。
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市役所に相談しても知識が乏しい。行政職員にも基礎知識を持ってほしい。
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2026年度の診療報酬改定で、回復期リハビリ病棟では「高次脳機能障害に関する情報提供」が必須になったが、急性期で“重度ではない”と判断されて退院した人には情報が届かない。 そうした方々が埋もれず、早期に支援につながる仕組みを整えてほしい。
どれも、首がもげるほどの圧倒的同意。 こうした国民の声が、行政にしっかり届いてほしいと強く感じます。
そして、メディアの力で「高次脳機能障害」がより広く知られていくことを願っています。
今回の会が、参加された皆さんの気持ちを少しでも軽くし、「ひとりじゃない」と感じられる場になっていたら何よりです。
それぞれが抱えている思いや経験を共有し合うことで、安心したり、新しい視点が得られたり、次の一歩につながることもあります。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
またお会いできる日を、心より楽しみにしています。
ブログもあるので、覗いてみてくださいね♪